History of Japanese Beer

ビールはワインに次ぐ古い酒。
紀元前3500年~4000年前のメソポタミア地方で生まれ、飲まれていたそうです。
初めて日本でビールが作られたのは明治3年。
醸造技師ウィリアム・コープランドによって横浜で初めて製造された。
それからどんどん日本人にも親しまれていき、当時は“天沼のビアザケ”と呼ばれていたそうです。
それから、輸入ビールも増え普及していく中、明治22年「札幌麦酒株式会社」が誕生しました。
(現在のサッポロビール)同年、アサヒビールも大阪で誕生しました。

“天沼のビアザケ”は、経済事情変化により経営不振となり、
明治18年「ジャパンブリュアリー」という会社に引き継がれ「キリンビール」として販売されるようになりました。
そこにもう一つ大きな会社「日本麦酒株式会社」がエビスビールの販売を始めました。
それから農商務相からの勧告により、札幌・東京・大阪の3社が統合「大日本麦酒株式会社」という一大ビール会社が明治39年に誕生しました。
戦争や国政の変化はビール業界にも影響があり、ビール会社は大日本とキリンの2社だけになり、
大日本は「サッポロビール」と「アサヒビール」に分割されました。
同時期に、沖縄では「オリオンビール」が製造・販売されていましたが、本土とは酒税が異なり、
沖縄の産業を保護する為にも本土への出荷は行われませんでした。

そして、昭和39年「寿屋」が「サントリー株式会社」に社名を変更、
ビール販売を開始しました。これが日本5大ビール会社です。
日本においてのビールの表示に関する規約第4条

1.ラガー(貯蔵工程で熟成させたビール)
2.生ビール・ドラフトビール(熱による処理をしないビール)
3.黒ビール・ブラックビール(濃色の麦芽を原料の一部に用いた濃い色のビール)
4.スタウト(濃色の麦芽の原料の一部に用い、色が濃く、香味の特に強いビール)